伊藤まさひろ世事感懐
熊谷知事にコロナ対策で申し入れ
臨時県議会が4月20日、開催され、「まん延防止等重点措置」の協力金などの諸経費など305億円を追加する今年度一般会計補正予算案を始めとした10議案を可決しました。冒頭、熊谷俊人知事は、「県民のため、千葉県の更なる発展のため、県議会の皆様と(多くの議論を行いながら、施策を練り上げた)千葉市長の時と同様の関係を築いていけるよう、最大限の努力を払ってまいります」と所信表明演説を行いました。
閉会後、私、伊藤昌弘は自民党千葉県連の政調会長として熊谷知事と面会し、新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」を講じる区域について、必要に応じて機動的に見直すよう申し入れました。
「まん延防止等重点措置」は4月20日に市川、船橋、浦安、松戸、柏の県内5市に適用されましたが、28日からは千葉、野田、習志野、流山、八千代、我孫子、鎌ケ谷の7市にも適用され、計12市で、飲食店での酒類の終日提供自粛などが呼びかけられています。
飲食店の時短要請も行われ、酒類を提供しない店を含めてこれらの地区での営業は午後8時までとされています。正当な理由なく要請に応じない場合、県は要請を順守するよう命令することができ、これに違反、または立ち入り検査を拒否した者には20万円以下の過料が科せられます。
このほか、大型店にゴールデンウイーク期間中のバーゲンセールの延期や自粛、遊興施設の入場規制措置が要請されるなどの新型コロナ感染防止対策が行われています。適用期間は東京都など4都府県の緊急事態宣言と同じく5月11日までとなっていますが、感染状況次第では延長されることもありそうです。
新型コロナ流行の第4波では感染力が強い変異ウイルスの感染拡大が懸念されています。船橋市での検査では、4月12日から検査対象になった感染者15人のうち、13人が変異ウイルスだったそうです。東京都では検査した患者の半数以上が変異ウイルスでした。変異ウイルスによる感染はより重症化しやすいことが分かっています。大勢での会食などの感染リスクを避け、自分や家族の命を守らなければなりません。