伊藤まさひろ世事感懐
習志野高校、快進撃の準V
7日に投票が行われた千葉県議会議員選挙で4期目の当選を果たすことが出来ました。これも、有権者の皆様がこれまでの私の政治活動を信任し、さらに、これからの佐倉市と酒々井町の発展を私に任せようというお気持ちの表れではないかと肝に銘じています。改めて有権者の皆様に感謝いたしますとともに今後4年間、佐倉市民、酒々井町民、千葉県民の皆様が住んで良かったと思えるようなふるさとづくりに全力を上げることをお約束します。
さて、先日閉幕した第91回センバツ高校野球で本県代表の習志野高校が大活躍しました。決勝戦では優勝回数4回を誇る愛知の強豪、東邦高校に屈しましたが、それまでのエース飯塚を中心にした一致団結した戦いぶりは見事でした。先制点を与えても動揺せず、チャンスを確実にものにして逆転勝利を呼び込む習志野高校の戦いぶりは、スタンドで応援した観客やテレビ観戦した県民に興奮と感動を与えました。
なんといっても、全国から選ばれた強豪ぞろいの32校の中での準優勝です。胸を張っていいと思います。途中、剛腕投手を擁して優勝候補と言われたチームの監督からいささか後味の悪いクレームを受けました。小林監督はこのクレームをきっぱりと否定、その後の快進撃で難癖であったことを証明しました。
好選手が活躍した中で、私が最も注目したのは3月まで1年生だった角田選手です。私が会長を務めさせていただいている佐倉リトルシニアチームで活躍、何度も全国大会で優勝しましたが、当時から足が速く、遊撃手として守備がたいへん上手な選手でした。選抜大会では守備を買われて1年生ながらスターティングメンバーに起用されました。打撃は二の次だったらしいのですが、走者一掃の三塁打を放つなどして、チームメイトから「持っている男」と言われたそうです。
テレビ中継のアナウンサーが「角田くんのところに難しい打球が行っても、簡単な打球に見えますね」と話したのを聞いて、リトルシニアチームで角田くんの守備を見てきた私は「さもありなん」と一人うなずきました。
角田選手の祖父は船橋市内で中華飯店を経営していますが、習志野高校の試合のたびに、店を臨時休業して甲子園に応援に行ったそうです。習志野高校の準優勝は声を限りに応援した肉親を始め、多くの県民に後押しされて実現した快挙なのです。今回の習志野高校の快進撃を機に「野球王国千葉」復活の予感がするのは私だけでしょうか。